紹介屋と整理屋

多重債務に苦しむ人は、全国で100万人を越える、という統計もあります。この人たちはただでさえ経済的にも精神的にも苦しんでいるのに、さらに追い打ちをかけるように食い物にしようとする輩がいるのです。
まず、俗に「紹介屋」は、スポーツ紙の広告やチラシなどで広告を出して多重債務者を集めます。そして、どこからも借金できない人たちの立場につけ込み、借りる事ができる業者を紹介するなどと言って、融資額の2~5割という高い紹介料を請求してきます。さも自分の尽力の結果として融資を受けられたように言いますが、実際には融資基準がゆるい業者を紹介しただけだったりと、何の働きかけもしていないことがほとんどで、実質は「紹介しない屋」と言ってもよいくらいです。
次に、「あなたの債務を整理・解決します」などと広告を出して「整理手付金」などの名目で現金を預かり、全く整理をしないでお金だけ騙し取るのが「整理屋」です。整理どころか、債務は減らずにお金を取られるだけです。実在する弁護士の名を出して信用させる場合もあります。この「提携弁護士」は、懲戒処分を受けて仕事がなかったり、悪徳業者が示す報酬に目がくらんだ弁護士がほとんどで、弁護士会としても根絶に努めていますが、本物の弁護士だけにかえってタチが悪いと言えます。いずれにせよ、あちらから親切顔で多重債務者に近づいてくる人間には要注意です。

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